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泌尿器がん

泌尿器がんについて

泌尿器がんのイメージ画像

すべてのがんに通じていえることですが、早期発見し、早期に適切な評価を行い、適切な治療を行うことが大切です。
初期段階では目立った症状が出ないことも多いので、定期的な健康診断や人間ドックなどの受診をお勧めいたします。
その中で血尿(尿潜血)、排尿困難、腫瘍マーカー高値などにより泌尿器科系のがんが疑われる際には早めの泌尿器科受診をお勧めいたします。

膀胱がん

泌尿器がんの中では前立腺がんに次いで頻度の高いがんです。
男女比は3:1程度で男性のほうが発生率が高いです。危険因子としては、喫煙や職業性に染料に曝露することなどが挙げられます。主訴の大半は無症候性肉眼的血尿です。
膀胱協検査やその際に行う組織生検で確定診断いたします。膀胱がんと診断された場合、内視鏡手術が必要です。進行がんの場合には膀胱全的などの侵襲性の高い手術が必要となることもあります。
術後の補助療法も多岐にわたります。そういったご相談にも適切に応じたいと思います。血尿が指摘された時には早めの受診をお勧めいたします。

前立腺がん

男性に限って言うとすべてのがんの中で最も頻度の高い悪性腫瘍です。
古くから男性ホルモンが前立腺がんの発生、進行に大きく関連していることが知られています。
がん検診、特に採血で調べる腫瘍マーカーであるPSAは、前立腺がんの発見と病勢の判断に大きく寄与します。前立腺生検により確定診断いたします。前立腺がんと診断された後は病期診断(ステージ)を行います。病気のステージに応じた治療方法は手術から内分泌療法や放射線療法など多岐にわたります。
50歳を超えてからはPSA検診を受けることをお勧めしております。また異常値(4ng/ml以上)が認められた際には早期に泌尿器科に相談することをお勧めします。

腎臓がん

初期の段階ではほとんど症状が現れません。
以前は早期発見しにくいがんと言われましたが、超音波検査やCT検査など検査技術の発達により、現在は小さながんも比較的に発見しやすくなりました。腎臓がんの検査には尿検査、超音波検査、CT検査、MRI検査、血管造影検査、腎盂尿管鏡検査などがあります。

精巣腫瘍(睾丸腫瘍)

20歳から40歳の男性の固形癌で最も多いがんです。
発生部位、好発年齢から考えて、なかなかすぐに他人に相談することをせずに進行してしまう場合があります。
手術による精巣の摘出と必要に応じた補助療法(主に化学療法)を併用することで根治することがほとんどですが、早期発見が何よりも大切です。精巣(睾丸)の無痛性の腫大が認められた場合は、すぐにでも泌尿器科に受診してください。

〒648-0072 和歌山県橋本市東家1丁目2-22

0736-33-1011
院長
稲垣 武
医師
稲垣 侑
診療内容
泌尿器科・皮膚科・外科内科
アクセス
橋本市保健福祉センター南隣
休診日:火曜午後、木曜午後、土曜午後、日曜、祝日
診療時間表 日祝
9:00~11:30
16:00~18:30